後悔の後・・
ある日、実家から電話があった調度昼休みでのんびりしていたときだった。



「なんだよ・・・何かあったのか?」


「あら、母親に向かって・・たまには実家に顔出しなさいよ」


「まだいいだろ・・結婚したばかりだし・・」


「まぁ・・多忙だったのはわかるけど、お爺さんとか会いたがってるのよ・・」


「えっ・・多忙って?」


「千佳さんから聞いてるわよ・・前に電話したの・・どうして実家に顔出さないのって・・そしたら、今貴方が多忙で忙しいから休ませて上げて欲しいって・・自分が時間あるとき顔をだすから簡便してあげてほしいって・・そしたら、ほんの数十分だけど、買い物帰りに来てくれたり、いつも貴方に大事にしてもらってるとか話してくれたの・・・」


そのはなしを聞いて愕然とした・・俺は千佳を大事にしてない・・それに今まで多忙どころか休みが多かった・・それなのに俺はどこにも連れていくどころか、一人千佳を家に残し、出かけて友人と飲みに言ったり・・友人経由で女と遊んでた・・ホテルまでは行かなかったが飲んでいちゃついたり、おそくかえってきて、千佳の夕飯をあまりくったりしなかった・・・一緒にいれば情が移る・・そう考えて・・

俺は昔、かなり遊んでた・・女も遊び放題・・

そのころに戻るような勢いだった・・玲子と付き合ってからは一時収まったが、時々浮気をした・・・。


だが千佳に対してほんの少し罪悪感を感じた。

< 9 / 289 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop