あなたの心がほしい……。
あれから数日後…
あれから沙羅さんとは会ってない。
こんな僕に呆れてしまったんでしょうか?
でも…、彼女とはまだ……。
ピンポーン―
インターホンがなった。
京「はい。……沙羅さん?」
沙「ちょっといい?」
京「はい。」
――――――――――――
…………えっ?
京「…………えっ?今、なんて……?」
沙「だから、あたしと別れて欲しいの。」
いきなり言われた言葉。
京「どうしてですか…?」
沙「飽きたから。」
僕の心の奥に穴が空いた。
京「飽きたんですか?」
再度質問する。
沙「そっ。今、草食男子が流行ってるから隣に住むあんたを落としてみようと試したの。あたしと寝たらあたしの勝ち、あたしと寝なかったらあんたの勝ち…つまりゲーム。」
京「そんなことのために僕に近づいたんですか?」
沙「そう。でも全然抱いてくれないから飽きちゃったの。」
京「それでは、今までのは全部演技ですか…?」
聞きたくない。
聞きたくない。
沙「当たり前じゃん。クスッ」