面倒くせぇ旦那様は幼なじみ
私…

幼なじみじゃなかったら絶対!!


この男を好きになっていません!





もっと男前で
もっと優しくて

もっともっともっともっともっともっと……(以下、無限)


愛妻家の人と結婚したかったよ〜!




と、結婚した後に後悔しても遅く。





不満を抱く私が悪いんだと開き直る事にした時…





『ん。』

「何、これ」

『…お前にはこれで十分だ』



仕事から帰ってきた旦那がくれたのは

…ひまわりの造花の束。




「普通、花束っていったら薔薇じゃない?しかも造花って…」


『お前、薔薇って顔じゃねぇだろ。それに、花は枯れるから嫌いだ』




あーそうですか。




でもね、ひまわりって

“あなただけを見つめる”

って花言葉があるんだよ。





…まぁ、知らずに買ったんだと思うけど。







と、たまに気を利かす我が旦那。


ちょっとズレてるんですけどね。
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