キミがスキ









「・・・いままで黙ってて
ほんとにごめん。



あたし




恭平のことが好きだった。




だから・・・













--ちゃんと伝えたい。」









バシッ。




「なんでもっと早くに
恭平をつかまえとかないの!?

自分にウソついて

まわりのことばっか気にして

そーいう優しさは


人を傷つけるんだからね!!!」




(里美ちゃん・・ほんとごめんね・・)


「・・・・っ」








ヴーヴー。







<千葉恭平 おつー。
一緒に帰るだろ?
バス停で待ってる。>



「・・・あたしが


恭平と別れないって言っても?」









「・・・・ごめん。
もう嘘つけない。」
















「----好きにすれば。」










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