きみ、いとほし〜幕末純愛抄〜
「さて、そろそろ時間ですし、屯所に戻りましょうか。」


そう言いながら総司が立ち始めた。



「そうだね。早く帰らなきゃ、また土方さんがこ〜んな顔しちゃう。」


言いながら私は土方さんの真似をして眉間にシワを寄せた。



「あはは。お華さん、そっくりですね。土方さんも愛想が無いだけで、悪い人じゃないんですよ。」


「総司、何気にヒドイよね。」


「あはは。そうですか?おまささ〜ん。お勘定、ここに置いておきますね。」


そう言いながら、沖田さんはお店の外へと歩きだした。



「へぇ、おおきに。またおこしやす。」



私たちは屯所への帰路についた。



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