きみ、いとほし〜幕末純愛抄〜
「悪かったな・・・」


土方さんは私を抱き締めながら呟いた。


「おめぇを一人で買い物に行かしちまってせいで危ない目にあわせちまった・・・」


「土方さん・・・ヒック」


私は土方さんの温もりを感じ、安心してしまい、泣き出してしまった。


あそこで土方さんが来てくれなかったら、私は確実に死んでいた・・・


安心したと同時に先程の恐怖が甦り、涙が止まらなくなってしまった。


土方さんは更に強く私を抱き締める。


「もう、おめぇを危険な目にはあわせねぇ。俺が守ってやるよ。」



土方さんは私が泣き止むまでずっと抱き締めてくれていた。


泣きつかれた私は、いつの間にか眠ってしまっていた。




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