素直になれたら
それからあたしはひとり真っ赤になりながら、落書きをしていた

チュープリを除いて…

も、もちろん恥ずかしいからダケド…

「どんな感じになった?」

「ふ、ふつうダケド?」

「ふつうのわりには、キスプリダケ落書きしてないじゃん」

そう言いながら亮はあたしからペンを取りあげると

「ミキ、ちょっとあっち行ってて」

ワケも分からず追い出されたあたしはひとり外で待っていた
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