イジワルな俺様の秘密ライフ
「僕なんかに狂言はつとまりませんよ」
くすっと笑いながら、少し困ったように首を傾げて先生を見る海翔。
そ、それ反則じゃ……!
私に見せてきた強引さとかイジワルっぷりなんて微塵もなくて、
どこからどう見ても品行方正な、優秀で優良な生徒。
もちろん私はそんな仕草に騙されはしない……けれど……
けれど……
顔は好み直球どストライクなんだよちくしょうっっ!!
地団駄踏みたいくらいに心の中で叫ぶ。
「アヤさん、女の子が『ちくしょう』なんて言葉を使うのはちょっといただけないな」
「ほえ……?」
海翔にそう言われ、ポカンと顔をあげると。
にっこりと天使の微笑みを浮かべ、なのに悪魔のしっぽが見え隠れしている海翔の姿。
そして呆れ顔した先生の無情なひとこと。
「聞こえてたぞ全部。
恥ずかしいやつだな」
でぇぇぇぅえ!!
「ふぅん。僕の顔、アヤさんの直球どストライクなんだ?」
「いやぁぁぁぁあ!!」