イジワルな俺様の秘密ライフ


「ふぅん?
じゃあどういう問題なのか教えてくれる?」



爽やかにキラキラと光輝く、海翔の王子様オーラ。



海翔の納得がいく答えか、もしくは彼が満足する答えを言うまで、追及されそうな勢いだ。



どうしよう。



「おーい、一体どうした?」



せ、先生……!



「鱚(きす)がどうにかしたのか?

ちなみに先生は鱚より鰆(さわら)が好きだ。
どうせなら鰆攻めで頼む」



お約束な台詞有難う、先生。



「……なんだか桜野の視線が俺を憐れんでいるように見えるのだがな」

「そんなことないデスヨ」



いやでも考えようによっては、先生の勘違いはむしろ有難いのでは?



まさか私に対する海翔さまの二言目が

『キス攻めと言葉攻めどっちがいい?』

だなんて知らないわけだし、

学園の王子様がそんなエロいなんて知ったら先生も悲しむだろうし、

ここは先生の話に乗ったほうが。



「そうなんですかー!?

私はネギトロが好きなんでネギトロ攻めにして欲しいんですけど、海翔さまは鱚が好きみた──」

「嫌だなぁ先生。魚の鱚じゃなくて性的ランゲージのキスですよ。口づけ。接吻」


台無しだーー!!


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