君の名前


俺は、鞄の中から電子辞書を見つけると、一度開いて電池を確認する。


「ほら」


十分にあることを確認し、俺はそれを手渡した。


「サンキュー、吉にぃ」


妹は、電子辞書を受け取り、やっと宿題ができる、といって笑った。
< 110 / 128 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop