君の名前


「新しい彼氏って、うちのクラスの久瀬だろ」


「うー」


久瀬には、暫く前に彼女との関係を聞かれたことがあった。


それは、彼女が俺に辞書を借りに来た後だったか。


少し挑戦的な感じはあったけど、嫌な奴といった印象はなかった。


こいつが、初日から沈むほどの奴ではないと思うけど。


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