Believe~奇跡の鼓動~
「それ、那月に似合いそう」
思わずビクンと跳び跳ねると、ハルくんがくっくと笑っていた。
「ごめん、おどかすつもりじゃなかったんだけど。でもそれ、ほんとに那月にぴったり」
「でしょでしょ!!もうこれしかないって感じよね!」
つい興奮して大声を出してから、はっとするとあたしは慌ててまわりを見渡した。
左右前後確認オッケー、なっちゃんはいないよね。あたしはふぅと胸を撫で下ろした。
折角なら、プレゼントはどんなものか秘密にしといて驚かしたい。
買うところをみられるなんてお間抜けすぎる。
「那月なら、さっきレジの反対のほうにいたから、今なら大丈夫だと思うよ。」
「ほんと!?じゃあ急いで行ってくる!
ありがと、ハルくん」
あたしはハルくんに笑顔で答えると、リストバンドを胸に抱き、足取り軽くレジへと急いだ。