俺をオトしてみろよ。~愛しのドクターさま~



絵梨にゃんは窓の外を見るのをやめて、あたしに背を向けた。




「早く勉強会終わらせなよ」



「へ?」



「だから。勉強会終わった後なら、ドーナツ食べに行ってもいいって言ってんのよ」




絵梨にゃんの言葉に、あたしは目を大きく開く。




「やっぱり絵梨にゃん……ツンデレ!!!」



「黙りなさい。やっぱり行かない」



「ご、ごめんってば!!冗談だからドーナツ食べにいこ絵梨にゃん!!」




少し拗ねてしまった絵梨にゃんに構いながら、あたしの胸にはここ最近抱くことのなかった温かい気持ちが溢れていた。


久しぶりに、先生のことを考えなくてもいい時間が出来た。




「あれ?何楽しそうな話してるの?俺も混ぜてよ」




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