俺をオトしてみろよ。~愛しのドクターさま~
挙句の果てには、「どうやってこの高校に入学したんだよ」という呆れた言葉まで聞こえてきて、あたしの心はズタボロ。
こんなスパルタ勉強会が毎日続くのかと思うと、血の気が引くのも当たり前だ。
溜め息をつきながらリビングに入ると、そこには晩ご飯であるコロッケを頬張るお父さんと先生の姿があった。
「柚、遅かったな!何かあったのか?」
優しく声を掛けてくれるお父さんとは真逆に、黙々とコロッケを頬張っている先生。
コロッケを食べている瞬間まで、絵になるとは。
本当にセクシー。ずっと見ていたい。
……って、そんなこと考えている場合じゃなくて!!
「お父さーんっ!もうあたし、学校で死んじゃうかも」
「ゆ、柚!?」
「あたしの頭には、理解不能が数式ばかりが出てきて、爆発しそう……」
席に着きながら、愚痴をこぼしてみた。
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