闇夜のレクイエム


「わかった…ありがとな」

そう言ってナルは
綱を握る



「おい、まさか探しに
行くのか?」



ロイの言葉にナルは笑う




「迎えに行って
やらないとな」




そう言って西へ
走り去った




「ったくよ………お前には
負けるよ…」



ロイは苦笑いして
ナルの背中を見送った







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