ドキドキパニック
そこには少しつらそうで、でもどこか優しい表情をした課長が。



『瀬野さんに他の男がいるかもしれないとか…年とか考えると今まで告れなくてさ。……ハハッ、俺だっさいだろ?…だからさ、今までずっと心臓が苦しかったんだ。なぁ…俺どうすればいい?潔く諦めるべきかな?』



あたしはいつの間にか反射的に言っていた。



「───…ぃで…」




『え…………?』




「諦め…ないで…」






そしてあたしは言った。






「───────…好き」






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