ドキドキパニック
『おぉ、そうだった。瀬野、お前異動だ。』
…………WHAT?
イドウ?いどう?異動!?
「えぇ〜〜〜〜!?」
意味分かんない!!異動って…あたしどこに飛ばされちゃう訳?何県ー?
『あ、安心しろ。部署が変わるだけだから。』
そうなんだ。良かった〜って良くない!!やっと仕事慣れて楽しくなってきたのに!!
『部署だがな、試作部だ。瀬野、入社した時希望してたろ?』
「そうですけど…」
てゆうより、今は異動の季節ではない。何であたしだけ?
『こっちとしてはお前を取られるのは痛いんだが、上層部からの命令だ。まぁ頑張れよ。』
上層部からー…あたしの何に目を付けたんだろうか…
「はい…部長、今までありがとうございました。では、色々整理しなくてはいけないので失礼します。」
そう言って、あたしは涼ちゃんのもとへと戻った。