Clever LoveStory
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「ってことで、遊びに行く計画決定!」
「決定~!」
「・・・・佳人?どした?」
「え・・・?」
一瞬、暗い気持ちが影を落としたと同時に、忍に声をかけられた。
全く・・・忍には全部お見通しだな。
「ちょっと・・・相談があるんだけど。」
「うん。」
「最近・・・Cleverで曲作ることが苦痛っていうか。
売れるために作って、売れるために歌うってゆう感じがなんか辛くて。」
「売れるためなんかじゃないって!!」
言い終わらないうちに、忍が叫んだ。
「佳人の曲が、歌詞がすきだから皆聞いてくれるんじゃん。買ってくれるんじゃん。本人がそんなネガティブなこと言っててどうすんだよ。」
「そうだよ、佳人が作る歌、私大好きだよ。みんな佳人のこと認めてるよ!」
「そっか・・・そうだよな。ありがと、なんか楽になった。」