姫系☆プリンス








「先輩!また遅刻ですか?」



「お…岡田!遅刻じゃあなくて先生に進路希望の紙出してきただけだよ」



目の前にいきなり岡田があ!
やばい顔赤いかも…



「進路…北大学行くんですか?」



「へ?」



北大学って何で…



「部長に誘われたんでしょう?」



誘われたって…


そんなこと何で知ってんの?




「そうだけど…私は聖山行く…水泳続けたいし」




「本当ですかっ?!」



「え?!」



か…顔近い!

いきなり何なんだよっ





「同じだ…」


「おなじ?」



何が?



「良かったあー…」


「ちょ//岡田っやめて!」


何がいいのか知らないが
いきなり抱きつくのはやめてほしい。



岡田のことが好きって
気付いたからいつも以上にドキドキする。



「すみません…嬉しくて…」



「嬉しい…?」



「俺も聖山行くって決めてるんです」



「ほ…本当?」



「水泳有名でしょう?だから…」



やばい…

私今、絶対顔気持ち悪い


嬉しくてにやけてる顔を
見られるのが嫌で下を向いた。



「結亜先輩…?」



「…っ///」



もお無理!



「私っ先行くから!」






全然だめじゃん私…



昨日のこと結局
謝れなかったし…



このままじゃあだめなのに。



帰りこそちゃんと言わなきゃ。
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