【短編】ウラハラ


車が走り出す。

柏木さんは薄く窓を開けて煙を逃がした。

ひんやりとした空気が車内に入ってくる。



それなのに身体の芯が熱い、私の心臓はフル稼働して今にも壊れそうだ。


車内が暗くてよかった。




私、絶対顔赤い。





< 21 / 56 >

この作品をシェア

pagetop