Milky Way
私はきっとあの女のことが憎かった訳じゃない。

憎かったらきっと抵抗して、パパにも言いつけて、どうにかして追い出そうと思っていたはず。

それをしないで諦めていたのはきっとただ嫌わないでほしかっただけ。

好きになってもらえなくても良かった。

殴られたり、蹴られたりして辛かったのは本当。

でも私が抵抗するのをやめた本当の理由はあの女に嫌われたくなかったから。


知らず知らずのうちにママの面影を重ね合わせていたのかもしれないね。


あの女が母親になって良かったなんて思えることはきっとないだろうけど…

それでもね。

陸斗のついでかもしれないけれど…私の分の夕飯を作ってくれる日もあったこと、感謝してるよ。


ありがとう…きっともう会うことのない人。

< 109 / 236 >

この作品をシェア

pagetop