Milky Way
同じ星を見ているあなたへ
今日は7月7日。

3年前の今日があなたと初めて出逢った日。

そして3年後の今日。

あなたはもう私の隣にはいない。



今日もまたあの日と同じように雨が降っている。

それでもひとり短冊に願い事を書いた。

短冊を飾る為の笹の葉なんてないから、窓際に短冊のみを吊るす。

願いは届くだろうか。

雨の中でもお星様は見ていてくれるかな。



【シンに逢えますように…】



そう短冊に記した。

それだけが私の願い。

いい歳して短冊を書いて、叶えてくれるようにお願いする。

バカげているかな。

私自身も『自分、痛いなー』って笑っちゃったよ。

それでも少しでも信じてる自分がいるから裏切れなかった。

色んな可能性に縋り付いて…きっと私は必死なんだと改めて思う。


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