love you…
「な、んで…」
そこにいたのは予想外の人物。
鼻を赤く染めた拓人だった。
あたしの好きな人。
「やっと出てきた。」
二カッと笑う彼。
「何しにきたの?盗み聞きしてたのは謝るよ。」
でも、あの発言は許さない。
「そのことだけどさ…はい。」
手渡されたのは綺麗にラッピングされた箱。
「何これ?」
「逆チョコ?」
なぜ疑問系?
「うそ。本当はお礼言いにきた。」
一息おいて
「美味かったよ。」
と言った。
「食べないんじゃなかったの?」
「あいつらの前ではね。」
「わざわざ来なくても学校で言えばいいのに。」
「それじゃ意味ないの。」
だんだん何言ってるのか分からなくなってきた。
「今日の目的は羽依に告白することだから。」
「は?」
「あ、言っちゃった。」
バカ…
普通、告白する前に言わないでしょ。
でも、終わりよければ全てよし、でしょ?
「本当?」
「うん。」
「なら、聞かせて。」
覗き込むように見る。
彼は姿勢を正して、大きく息を吸い、
「あの、しゅきです。それで、付き合ってください!」
笑いが吹き出てきそう。
肝心なところ噛んだ。
しゅきって、どこの子どもなの。
でも
「いいよ。」
君を好きな気持ちは変わらないから…
角から流花が見ていた。
きっときっかけ、作ってくれたんだよね。
いつもなら怒るけど、今日は許そう。
そこにいたのは予想外の人物。
鼻を赤く染めた拓人だった。
あたしの好きな人。
「やっと出てきた。」
二カッと笑う彼。
「何しにきたの?盗み聞きしてたのは謝るよ。」
でも、あの発言は許さない。
「そのことだけどさ…はい。」
手渡されたのは綺麗にラッピングされた箱。
「何これ?」
「逆チョコ?」
なぜ疑問系?
「うそ。本当はお礼言いにきた。」
一息おいて
「美味かったよ。」
と言った。
「食べないんじゃなかったの?」
「あいつらの前ではね。」
「わざわざ来なくても学校で言えばいいのに。」
「それじゃ意味ないの。」
だんだん何言ってるのか分からなくなってきた。
「今日の目的は羽依に告白することだから。」
「は?」
「あ、言っちゃった。」
バカ…
普通、告白する前に言わないでしょ。
でも、終わりよければ全てよし、でしょ?
「本当?」
「うん。」
「なら、聞かせて。」
覗き込むように見る。
彼は姿勢を正して、大きく息を吸い、
「あの、しゅきです。それで、付き合ってください!」
笑いが吹き出てきそう。
肝心なところ噛んだ。
しゅきって、どこの子どもなの。
でも
「いいよ。」
君を好きな気持ちは変わらないから…
角から流花が見ていた。
きっときっかけ、作ってくれたんだよね。
いつもなら怒るけど、今日は許そう。