あめとてるてる坊主
「あ~そうだった。バス停の男の子覚えてる?」


 覚えてないわけがない。

 なんて言えない私は、頷く。


「あまちゃんと友達で遊ぶんだ~。みんな懐かしがってさー。地元は地元でも町が違うと会わないものなんだね?」

 明日が楽しみなんだろう。
 満面の笑みで、私を見る。

「本当どうしよう!メールとかしてるけど、話足りないんだよね~。本当久しぶりだからさ!あ~、聞きたいことありすぎる!」
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