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病院に行く前に

言われた通りおばさんの所に寄ると


「寒かったでしょ」


暖かいココアを入れてくれた







「亜沙美ちゃん、はいこれ」



申し訳ない気持ち一杯で

私は差し出された封筒を受け取った



「金額分入れてるからね」



少し厚みのある封筒をシッカリ握って



「ありがとうございます」


と頭を下げた



「2人で頑張ってお返ししますんで」


「返してくれるのは、ゆっくりでいいからね」



グッと噛みんだ下唇を解放し

頭を上げると

おばさんは微笑んで優しく言ってくれた






ジワジワと視界が少し霞み

涙が出そうになった




吐いて早退した日に

亜矢夏と大声で泣いて以来

流していなかった涙が


ここにきて耐えれなくなりそうになった
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