本屋の花子〜恋をしたら読む本〜
生ビールを人数分作るとお運びしますよ。



「お待たせしましたぁ生です因みに花子も生やけど」



「おっ。小池ちゃん賞味期限終わってる」


「しばきまくりますよ宜しいか?まっさんまだ酒飲んでないのにどの口かのっ」


まっさんは本日のイベントでテンション高いまんま花子に毒を吐きやがりました。


花子何だかさっき迄のドキドキよりムカムカしてしまいました



事件にならなければ良いのだけど。






事件が起こる予感はすっかりと消え去り宴も終わりに近づいて来ましたよ。



「はなこぉ〜。カラオケいくぅやぉぉ」



すっかりと酔いが回ってしまって呂律もおかしくなって来たまっさん。



呼び捨てかよ



「今日は行きまへん」



「何で?」



「あんたのパンツ見たないから」



って言ったその瞬間でした






「あんたが好きなんです」


「はっ?」


花子も周りのギャラリーもポッカァンですよ

まっさんよ。



空気読んでや



まぁ「あんたが好きなんです」と言われた花子。

急に怖くなりました。



どのくらいの時間が経ったのか?


数秒でも長い沈黙に感じましたね。



何て答えたらいいんやろっ解らんよ。



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