本屋の花子〜恋をしたら読む本〜
あれから数ヶ月が過ぎて行きました。



何だか今日は小春日和で気持ちがいいのです。



花子はあるホテルのフロントに立ってさっき開けた窓を見ました。



綺麗な青いお空になりました



風が花子の長い髪を揺らしますよ。



うつらうつらとしています。



眠いんですけど






そんな空気を揺らしたのは聞き覚えのあるドタドタした足音。



「小池さん。こんにちは」


まっさんですよ。



「こんにちは。暖かくなったね」


「はいっ。いい気持ちです小池さんの好きな青い空になりましたね」



「なったね。まっさん今日行くんだったけ?」


「はい。今から出発します」



「元気でね」



「あんたもなっ。元気でっありがとうございました」


まっさんは深々と頭を下げましたよ。



花子も最敬礼で




「ありがとうございました」



を言いました。


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