本屋の花子〜恋をしたら読む本〜
まっさんは遠くに転勤になったのよねっ。


「小池さん。じゃあね」



「うん。じゃあね」


まっさんはそう言うと一度も振り向かずにホテルを出ました。



そのまっさんの背中に向かって花子は言いました。



「まっさん。小池幸せに生きていきますよ」



まっさんは背中を向けたまま右手をヒラヒラと振ってた。



まっさんよっ頭の天辺に一枚桜の花弁がついてるぞっ。






何だか本日小池花子は幸せです。




花子。

思いましたよ。



まっさんが教えてくれた恋する気持ちがこんなに切ないって。


切ないはきっと胸が狭くなるキュンなんだろうなぁ。
 
 

花子は思わず歌ってしまいましたぁ。



「もうっ恋なんてしないなんてっ言わないよ絶対!」
 
 
 
 
 

花子。



  Never Give upですっ。







     おしまい



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