本屋の花子〜恋をしたら読む本〜
御披露目
花子本日も爽やかにSマートに到着しましたよ。
 

颯爽と歩いて従業員入り口に入りました。


「おぃ花子どないした」


始めに会ったのは鮮魚売り場の鯖さん男性52歳。


「おはよぅサンマ。魚屋の鯖さんではありませんか。花子綺麗?アハハ」


「綺麗と言うよりか目が眠そうや夕べも呑んだか?」


晩酌しましたよいけませんか?



目が腫れてるって。



「鯖さん。うるうるにキラキラしてるの表現ミスやね」


花子すまして言ってやりましたよ


鯖さん笑って鮮魚売り場に戻りました。


なんやぁ驚かないよ。


おかしいなぁ。



「小池!その顔なんやぁ色気付くの遅かったな。ブァハ!今更やし無駄な抵抗やぉ」



前から歩いて来たのは毒舌が健康的な惣菜売り場の唐揚さん。


「唐ちゃんおはよ。可愛いやろ」



「まぁな。何かあったか?でも見慣れないからなぁ」



見慣れないからかぁ・・


そこへ現れた1つ年下の嫌われ者の松本店長。


「あんた・・・美人だったんやなぁ」


「どう言う意味ですか!?」


花子はこの嫌われ店長が本間は好きなんですよ。


違う意味で。

違う意味でとは何かは分からぬが違う意味で




何でも言い合えて喧嘩もしょっちゅうしてますがね。


「まっさん惚れたらあかんで」



「もう既に惚れてますからあんまり綺麗にならんとって下さい」




花子


まっさんのその言葉に胸がキュンしてしまいましたよ。




キュンって!



キュンって!




なんだよってかまっさんの一言にキュンするなんて変だ花子。




まっさんにキュン〜ばぁっかぁ

それはね化粧してキュンしただけなんよ花子さん
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