本屋の花子〜恋をしたら読む本〜
気まずいです


花子はこの後アルコールを全く摂取していなかったのでコンビニに立ち寄り御愛飲の麦酒を買って帰りましたよ。



自宅にたどり着いて。

まっさんに抱き締められたあの快感?

いえいえ胸の苦しさが込み上げては腹ただしさに変わると言う何とも言えない気持ちに戸惑ってしまいましたよ。



帰り際のまっさんの背中が何だか寂しげで花子は辛くなりました

まっさんよ



花子は明日の朝どんな顔で貴方に会えるのでしょうか?







プシュ!カチ







グビグビグビィ〜。



ぷはぁ



何でやろ?



こんな気持ちでも麦酒の喉をすり抜けて行く感じが気持ちいいのは



明日も又二日酔いです。



まっさんを好きになったかしら?



なんて思う訳がぁないさ


なんだい


あいつっ



花子はまっさんに「便器に顔突っ込んだろか!」発言が許してあげられそうにないのよ



レディの顔を便器?


便器に突っ込むなんて?


以ての外ぢゃよ

冗談やないで


花子はそう思いながらまっさんにムギュっとされて、確かに気持ちがホッとしたんです。



やっぱり明日きっきまずっ。


どうする花子?



十分酔いも回って来ました。



ふと気が付けば



もう午前の4時。



やってしまいましたよ

花子焦って余計に眠れない。



仕方ありません

仮病を使い明日はSマートも本屋も休みますよ



何だかなぁ



そうと決めれば開き直りしますよ


花子は弱虫です。







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