本屋の花子〜恋をしたら読む本〜
「まっさん。早く帰りなさい」




「はい。お休みなさい」


まっさんは、そう言ってユックリ花子に背中を見せるとヨタヨタと歩いていきました



最後の角を曲がる時一度だけ右手を上げてユラユラと手を振って消えてっ行きました



花子は胸がドキドキしています。



まっさんよっ



花子を悩ませ無いでおくれよ





ダーリン



どうしましょ?



この胸のドキドキはどこから来るの?




教えてくれませんか?


< 54 / 185 >

この作品をシェア

pagetop