愛は要らない【番外編】
「・・・・・・・・・・・・」
「遥にも、経験くらいあるでしょう?学生の頃、人並みにデートくらい」
綾野の言葉に、遥が顔を背ける
「・・・・・・・・・ないんですか?」
「学生の頃は、大抵ホテル、とか?」
遥の告白に、綾野は本を勢いよく降り下ろす
「─────!!!」
「嘘でも【ある】と言えないんですか?正直なのはいいですけど、正直過ぎるのは問題だと思います」
綾野は言いたいことを言って、寝室のドアを力強く閉めた