『Badend Story〜2人のジャンヌ・ダルク〜』(歴史ダークファンタジー)
ミカエル先生とマルグリット先生はGPS探知を開始しました。



(お願い…ジャンヌ)


(どうか無事で居て)



私は、ミカエル先生とマルグリット先生がジャンヌの居場所を調べている間ずっとそう願っていました。



『くっそ〜ジャンヌちゃんの発信機が中々捕まらない…』



“ピーピッピーピー”


“ピーピッピーピー”



ミカエル先生達が使う特殊な機械の画面にはジャンヌの姿は映らず“捜索中”の画面のまま。


でも、ミカエル先生達は諦めませんでした。


それは何故か?


何故なら、そのGPSから送られている現在位置情報は、その人との通信距離が可能な限りの距離で無ければすぐに“通信不可”と画面に出るからです。


つまり、すぐに“通信不可”の文字が出ない時点で、ジャンヌの現在位置が通信可能な場所に居る事を示しているからです。



―1時間後―



『一体ジャンヌちゃんは何処に居るんだぁ?…』


(ジャンヌ…)


(お願い…)



緊迫した空気の中で、やっとミカエル先生達の機械の画面に捜索結果が映し出されて来ました。


しかし…その捜索結果を見たミカエル先生が大きな声でこう言いました。



『そんな馬鹿な』


『そんな事…“有り得無い”…』


(有り得無い…)



私は、そのミカエル先生の“有り得無い”と言う言葉を聞き、疑問に思い、ミカエル先生に聞きました。



『ミカちゃん先生ジャンヌが見付かったんですか』


『何ですか?“有り得無い”って』


『ジャンヌは無事なんですか?』


『今、何処に居るんですか』



私がミカエル先生に数々の質問をすると“一言”こう言いました。



『最悪だ…』


『“最悪”?…』


『それって、どう言う…』
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