女剣士アラ
「…刺してもいいかしら」


そう言って愛用している剣を腰から引き抜くと、ジェイの目の前にかざした



「冗談だよ」


「ならいいわ」


そのやりとりを見ていたアンバーはくすりと笑った


「ふふっ、本当に仲がよろしいこと」


「誰がこんな奴と…」


「ジェイくん、お夕飯食べていくでしょ?」


「是非そうさせて頂きたいところなのですが、あいにく仕事が残っておりまして…」


「そう、残念ね、またいらっしゃい」


「はい、是非」
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