双子フタゴ兄アニ




「明日授業で使うジャージ、アラシ兄の家に干してきちゃったし……」


うそ ホントは学校におきっぱ




「いぶぅ……」


悲しそうに手を伸ばすフブキお兄ちゃん




「明日行くからね?お兄ちゃん」


首を傾げて上目遣いで見上げると





「……う゛……分かった」




イチコロ




「嵐、イブキに迷惑かけんなよ!?」



アラシ兄はフブキお兄ちゃんの言葉を無視して




「伊吹 帰るぞ これ持て!」




自分の鞄をわたしに持たせた




「ア・ラ・シ~~~」




フブキお兄ちゃんの叫び声が背中から響いた












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