霊感少女の憂鬱な日々
雑魚な妖怪
まだ朝の8時頃なのに、容赦無く照り続けている太陽に舌打ちをした私は、
腰まであるミルクティー色の髪の毛を耳に掛け、スカートを四回織りにし、長袖のシャツを肘まで織ってキツイ坂を登っていた。
暑いだけならまだマシ。
後ろから変なのが着いてくるから最悪。
「成仏したいんだよ~!!」
全身血だらけの四十代前半の男が、家を出た時からずっと着いてきてる。