太陽に輝く君 -夢空-



「レギュラーなんだね、
もうすぐ春季大会だよね」


「俺らにとっちゃあ初めての
大きい大会だしな」


そっか。
この人はよく考えれば
あたしと同じ高1。
だから選抜には出てない。


「頑張ってね」


「おう。菜緒と一緒にでも
見にこれば?大輝、
普段はキャッチャーだけど
今はレフトやって試合でてるし」


「そうなんだっ、菜緒にでも
聞いてみるね」


そんな話をしてた時、


「夜も食べてったら~?
泊まってもいいし」


っていう大輝のママの
声が耳に入った。

「おばさんよろしくねえ~」

っていう菜緒の声に続いて、

「俺も~」
なんていう悠。

続いて陽吾に蓮も。


「真帆ちゃんもどう?」

なんて聞かれたから
少し戸惑ったけど
あまりにここが居心地いいから

「お願いします」

って答えた。

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