It loves indefinitely.


『おん、もちろんや。何かな、ちょっと風邪こじらせただけやから、心配いらへんて』




「そっか…でもごめんね、蔵ちゃん、アタシの健康の事すごく心配してくれてたのに」




『ううん、オレもごめんな?優姫ちゃんの異変に気づかんくて。…医者失格、やな』




「そ、そんな事ないよ!もともとアタシが体調管理しっかりしてなかったのがいけないんだし…」




『せやけど……』




「もう、そんな暗い顔しないでってば」





なんだか蔵ちゃんを見てたら、しょんぼりしてるわんこみたいに見えてきちゃって、
よしよし、ってしてあげたら、照れたように目を細めて笑ってくれた。



その笑顔が大好き。



かっこよくて、可愛くて、ぎゅーってしたくなる笑顔。
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