Secret LOVE ~姫系☆王子と秘密の恋~
私の中で海ちゃんと遊ぶこの時間が、1日の中で1番好きな時間になってた。
でも、この大好きな時間はあっという間に終わっちゃった。
私のお父さんの仕事の都合で引っ越すことになってしまった。
そして、海ちゃんと遊ぶ最後の日になってしまった。
急に決まった事もあり、その日海ちゃんに引っ越す事を話した。
海ちゃんは、すっごく悲しそうな顔をして、
「約束しようか!二人とも大きくなったらあの大きな『お城』で逢おうね!!』
と、目にたくさんの涙をためながら小指を出して言った。
すると海ちゃんは、
「ちょっと待ってて!」
っと、言い走って何処かへ行ってしまった。
10分くらいした時、息を切らせながら海ちゃんが帰ってきた。
海ちゃんの手には2つのクマの人形のストラップを持っていて、それを差し出してきた。
そして、
「おそろい!仲良しの証だからね。」
と言い、くれた。
そして私達は、
「「約束!!」」
と言い、サヨナラした。