【実話】親愛なる幸せへの回り道
こんなことを言い出すとは…
『返事は?』
『はっ…はいっ!!』
つい勢いよく
返事をしてしまったけど…
私は本当に
諦めずにやっていくべき
なのかなぁ。
『…まぁ今のは
強引だったけど笑
…とにかく帰ろう?…』
『…そうだね。
…本当にありがとう、菜々子。』
『いえいえ。』
そして菜々子は
別室の武田くんに
帰ることを伝え、
二人で太陽が垂直に光る中、
それぞれの家に帰った。
家に帰ると、
親に怒鳴られるだろうと
思っていたが、
私の母は
菜々子のお母さんと
とても仲が良く、
大した説明もしていないのに、
菜々子ちゃんと
一緒だったなら心配ないわね、
と軽くうけながした。
こんな母親で、
良い意味ですごく感謝した。