COOLな彼女×HOTな彼氏

ガチャ…

こんがりパンが焼けた匂いと
ちょっと甘ったるい匂いがする。

ドアが開いた音で
わたしに気付いた朝田さん。

「あっ若菜!ごめん、起こした?」

朝田さんは
キッチンから
申し訳なさそうな顔をして
わたしを見た。


「ううん。良い匂いがしたから…」

「今、朝飯できたから食べようぜ♪」

朝飯?

「えっ…まぢなんか…悪いんだけど…」

まぢありえない!
知らない奴に朝飯って!
早く出ていけよって
感じじゃねぇーの?

「泊まってったくせに今さら気使うなよ(笑)」

笑いながら朝田さんは
ココアを持ってきた。

「ほら、立ってねぇで早く食べろ。冷めるぞ!」

その言葉で
急いで座って朝ごはんを食べた。

朝ごはんは
食パンとハムエッグと
ホットココア。

パクっ

うわ…またこれも美味しい。
まぢオトメン?って
感じなんだけど。

まぢでわたしより
料理上手いんだけど。

「美味いか?」

「美味しいです。」

わたしは
そっけなく言葉を返した。

「そっか♪よかった」

そう言って朝田さんも
朝ごはんを食べ始めた。


てか、
朝田さん今日私服じゃん。
どっか行く系?

どっか行くなら
わたし邪魔くない?

「朝田さん、今日どこか行くなら
早く出てった方が良いですよね?」

わたしは小首をかしげて聞いた。

「いや、今日仕事ないんだよ。だから若菜が暇だったら、どっか連れてってやろうかなって思ってたんだけど(笑)」

はっ?
意味わかんない
意味わかんない!

わたし彼氏いるって
言わなかったっけ?


てか…
これで最後じゃないって
ことに喜んでる自分がいる…

まぢ意味わかんないんだけど。

「若菜が何かあるなら全然いーからな?」

いや、なにもありませんし。
こんな奴といるんも最後なら
今日ぐらい付き合って
やってもいいよな。

「ない。行く」

それを聞くと
朝田さんはニッコリ笑って
“じゃあ仕度してきて?”
と言った。




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