私のSweets Boy 2
私の視界には、
坂口くんの着ているシャツがあった
ふわっ、と
私の背中にまわされた腕…
坂口くんの胸元から漂う、爽やかな香り…
「先輩、ムリしないでよ
胸、貸すから、思い切り泣きなよ…
恥ずかしかったら、
俺が、ちゃんと、この腕で隠しててあげるからさ…」
やだ…
なんで、こんな時に、
そんな、優しい言葉かけるの…?
よけいに涙が出てくる…
少しだけ、
坂口くん
あなたの胸…借りるね…