フォトグラフ




「タンクトップと靴下はこのままでいいっすか?」



Yシャツに手をかけた俺はふと思って尋ねた。



「う~ん。靴下はそのままでいいよ。靴もそのままがいいね。リアルだし。

(学ランの)上は脱ぐかわからないけど、タンクトップはそんな派手じゃないし、透けても大丈夫そうだからいいんじゃない?

乳首透けるよりましでしょ。」



乳首って直球だな、と思ったがそこはあえてつっこまず、


「いちおう、
白のタンクトップも持ってきてるんすけど…。」



「用意いいね。

けど、ゃっぱ、白のタンクトップって今ドキじゃないでしょ。

逆に乳首透けるよりトキメかないよね。

だからそのままでいいと思うよ。」



乳首好きなのかな…。


別にそこが今のポイントじゃないけれど、爽やかに乳首を連呼する谷さんに少し変わってるなぁという印象がわいた。



「はい、じゃあそうします。」



手にしていたYシャツを着て、下をはき、ベルトをした。



すると谷さんが近寄って来て。ベルトの位置を修正してくれた。




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