【短】KISS




「だいすき、未夢」




その言葉に

マシュマロのように

とけていく。



わたしは

大きく背伸びをして

ケンちゃんにおねだり。




「もういっかい、して?」




返事のかわりに

ハチミツよりも

あまいキスが降りてくる。



もういちど

口のなかで広がる

チェリー味。



わたしは

自然と目をとじる。




瞳のなかに

流れ星が見えた気がした。







お わ り ☆彡

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