華嬢~NO.1の姫~
「そう。今佐野組は神田組に潰されそうなんだ。」


『神田組ってあのセコイやつら?』


「あぁ。それで俺らは一条組に手を借りたいんだ。」


『なるほどね。』


「一条組は一番信頼できるし、正当な組だ。だから一条組が一番いいと思って。」


『わかった。次期組長のあたしが決めるわけにはいかないからお父さんに聞いてみる。』


「わるいな・・」


『別に?佐野組はいい組だからさ。手組んでもあたしは別にいいし。』


「サンキューな。」


『いいえ~。昼から暇?』


「昼からか?暇だけど。」


『じゃあ早速お父さんとこいこう。』


「俺もか?」


『うん。自分で話しなよ。お父さんも分かってくれるから。』


「あッ・・・あぁ。」


『緊張すんなよ?』


「おぅ。」


『じゃいくぞ。っと待った。郁斗にいわんと。』
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