華嬢~NO.1の姫~
『雪?』


雪と呼ばれた子は崩れ落ちている。


失敗したからだろう。


刹「雪は俺らのリーダーの娘だ。」


『なんで刹那を・・・』


刹「リーダーが俺を捨てるからだ。」


『なにそれ。』


刹「リーダーは族潰し屋からメンバーをはずす時大概殺すんだ。


仕事に生かせてその中に自分直属のメンバー、つまり自分の子供だ。


ただいつもそのメンバーは戦うメンバーに入れてあるから殺される予測はつかないんだ。」


そんな・・・


『そんなの信じられない・・・』


刹「ついに居場所がなくなったか・・・いや元からなかったんだな・・・」


『そんなことない!!』


刹「え・・・」


『華嬢においでよ。快く迎えるよ?絶対仲間は守るし離さない。』


刹「でも・・・」


郁「姫が言ってんだ。こいよ。」


刹「・・・ありがと。」


『よしじゃあ帰ろうっと待った。これ・・・』


刹「手紙?」


『長い間渡さなくてごめんね?』


刹「・・・嘘だろ?」


『嘘じゃないよ。あたしが本人からもらったの。』
< 257 / 360 >

この作品をシェア

pagetop