風のおとしもの。





村井君に覆いかぶさられて、
耳元で囁かれて、
でも冗談で、
私が大笑いされたのに腹を立てて立ち去ろうとしたら、
力ずくで引き止められて………。




あれっ?



「じゃ、話す時はメールしてくれ」

「はい…」


もしかして、それはそれで結構ダメ?
ふっ、不安になってきた………!


たくさん話し込んでいたわりに夏の陽は高くて、蒸し暑さと心地好い風が、私たちの汗をさらっていった。





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