星に願いを彼に愛を



「…行く。だが僕だけだ。」


「籃?」



心配そうに僕を見る雅。



大丈夫、大丈夫だから。



「なら良い。では答えよう。」



こうしてプシェルは答え出した。



「まず、森を燃やしたのは彼らがなかなか魔界に戻らないからだ。」



それだけで…?



「次に雅をオークションに入れたのは…そうだな。遊ぶため。」


「何だと…?」


「嘘嘘嘘だって!答えは君をここへ呼ぶため。私じゃ君をこちらには呼べない。」


「…なぜ?」


悪魔なら何でも出来そうなのに。



「なぜって、君の母親柊女王の力があったからさ。私たち悪魔はそこへは行けない。」


そういうことか。


「最後に。翠を操ったのはさっきも言った通り私たち悪魔は入れない。だから調度そこへ来た彼に手伝ってもらったのさ。」



そう言うことだったのか…。


「あと少し付け足すと、君たちが逃げ出そうとしたから翠の力を使わせて頂いた。彼、強いな。」


「どういう意味だ?」



「さぁ…ね。よし、行こう。」



「ダメ…だ」


《魔界へ行っては、ダメだ》


< 54 / 55 >

この作品をシェア

pagetop