地味子の秘密 其の参 VSワガママ姫サマ
「ちょっ……陸!?」

「杏ちゃんは俺のこと好き?」


コクリと頷く。


「俺が変態なのも知ってるよね?」

「うん………」

「じゃあ、やってくれるよね?」

「いや…………」

「何?裸にエプロンが良い?
それともスケスケメイド服?」

「バカッ!!!!」

「しょうがないなぁ…下着だけは付けても良いよ。我慢するから」



「………誰が着るかッ!
このセクハラドスケベ変態俺様野郎―――!」


顔を真っ赤にして怒鳴る。



「じゃあメイドは決定な♪」


そんなあたしを楽しむように、陸はケラケラと笑っていた。




「さて、今夜は朝まで寝かさないから」

「は!?あたし明日学校……」

「俺は冬休みだし、関係ない」

「はァ〜〜〜!?」



やっぱりあたしは、エロバカ殿様に振り回されるのでした。

まだまだそんな日々は続くのです。








――END――
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