小野先生とアタシ
「何があったのかは…
知らないが哀しいときは我慢をしない方がいい。
中途半端に頑張ろうとすると…きっとまた哀しみの底に落ちてしまって
二度と戻れなくなるかもしれない」
そう言って先生は自分の部屋に帰っていった。
え?
先生…?
アタシを慰めてくれた…の?
まさか…。
ううん、
でも先生はアタシに言葉をかけてくれた。
先生から言葉をかけてくれたんだよね…?
でも、
先生のほうこそきっと辛いこと、
我慢してるんじゃないかな。
アタシは振り向いてその後姿をぼんやりと眺めた。